音の響き…残響時間について

ピアノやドラムなどの楽器の演奏や、ホームシアターやカラオケルームなどの防音工事で求められる音響条件は、次の3つの点がが大切です。

1.部屋から外へ漏れる音や振動が問題にならない

2.外部からの騒音や設備騒音が少なく静かなこと

3.室内が響きすぎたり、音質を悪くする反射音がないこと


1,の「部屋から外へ漏れる音や振動」の対策としては、遮音・防振設計によって解決します。

遮音は、部屋から室外へ漏れていく音と室外から侵入してくる音の両方から対策を考えますが、楽器演奏やカラオケルームなどの場合は、隣接する部屋や家屋への迷惑がかからないような遮音設計にすることが必要になります。

このとき、部屋の遮音性能は、D値という等級で評価されます。

隣室や隣近所の状況によって当然かわりますが、だいたいで一般的に目指す値はD-50~D-65程度が防音工事の目標値となります。

ピアノ室ならD-50~D-55程度、ドラム室など低音や振動まで 考慮するお部屋の場合はD-65~D-70を目標値となります。

詳しくは、当サイトの「知って得する防音工事の基礎知識」の 音と遮音性能(D値、L値)についてを参照ください。

2.の「外部からの騒音や設備騒音が少なく静かなこと」の目安としては、NC値が使われます。

「NC値」とは、室の静けさを表す指標です。

一般的に、防音工事でのスタジオ等に要求される室の静けさ(許容NC値)としては、NC-15 ~ 25 です。

また、スタジオ等の防音工事に関しては、外部騒音に対する遮音対策がしっかりとになされますので、室内でのエアコンなどの空調設備から発生する騒音によってNC値が決定されるケースがほとんどです。

詳しくは、当サイトの「知って得する防音工事の基礎知識」の 音と遮音性能(D値、L値)についてを参照ください。

室内音響設計と音響障害

そして、3.の「室内が響きすぎたり、音質を悪くする反射音がない」ことへの対策として、室内音響設計の必要性がでてきます。

特に楽器演奏やカラオケルームなどの防音工事では、この点が大事な点となります。

室内の響き、いわゆる残響時間が適切でないといけません。

室内の音の「響き」は、音楽に豊かさや暖かみを与えます。

まったく音の響きがないというと、味も素っ気もない防音室になってしまいます。

また、、響きすぎると、音質が悪くて聴きづらく、カラオケでは歌いずらく、マイクのハウリングなどの原因にもなります。

そして、聴きやすく、歌いやすい、快適な音空間を実現するためには、“響き”だけではなく、音質を悪くする反射音を無くすことが必要となります。

特に、防音室の中に平行する大きな反射面がある場合は、音響障害となります。

このような、平行する大きな反射面の対策としては、
●部屋の形状を変形したり拡散体を取り付けるなどして、拡散処理(形状変形)をする。
●内装仕上げを吸音構造にしたり、吸音パネルを取り付けるなどして、吸音処理する。
などがあります。

一般的に、平均吸音率を20~30%にすることで最適な残響時間になるといわれています。

いづれにしても、音が悪いトラブルの原因の大きなひとつとして、この「残響時間が 適切でない」ことがあげられているのは間違いありません。

失敗しない防音工事のイロハとしてしっかりとチェックをして、詳しくは専門の防音工事業者さんに聞いてみましょう。



音の響き…残響時間についての話はいかがでしたか?

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音というのは何でしょうか?

音というのは、一口にいうと空気振動のことです。

何かしら質量のある物体が揺れ動いて空気に波動をつくり出し、それが空気や物質を伝達され、われわれの耳にたどり着いたときに音という形で聞こえるというわけです。

耳障りな音も、気持ちよい音も、何もかも空気の揺れの作用で起きる物理現象ということです。

音のボリュームと音域が、騒音と感じる決定要素は、音は空気振動の波動が大きければ大きいほど強くなり、小さい音量であればあるほど弱くなります。

音の大きさ(エネルギー)を示す単位がデシベル(dB)といいます。

また空気の波動が1秒間に振動する回数が多くなるほど音は高くなり、少ないになればなるほど低い音ということになります。

これを周波数と呼び、ヘルツ(Hz)で表示します。

われわれ人の耳には、同一のdBのケースでは、低い音になればなるほど聞こえづらく、高い音になればなるほど鋭敏に聞き取れるという性質があります。

生活環境に入り込む騒音を削減することを望むなら、なにより音のエネルギー(dB)の到達を低下させる工夫を凝らすこと。

そして、はっきりと耳に入って内容も判別することができる音域の音をどうやって食い止めるかが大切な点になります。

防音工事とは?

屋外の騒音が部屋の中に入って来ない状況にする工事のことをいいます。

これに対して、部屋の中から外の世界へ音が漏れないように防止する工事を「遮音工事」といいます。

家屋においての防音工事や対処法は、殆どは床や壁、天井、窓というところで行われます。

典型的なものとして、床に使われる防音フローリングがあります。

また壁は、ベースに防音材を埋込むようにして音の侵入(流出)を防止する手法が多く採用されています。

また音の出入りが特に著しい窓に対しては、防音サッシや二重サッシ(サッシの内側にもう1つのサッシを取り付けること、インナーサッシともいう)を使用したり、2枚のガラス合間に乾燥した空気を密閉するなど真空状態にした複層ガラスを使用することなどが、ポピュラーです。

壁や窓の防音工事をすることによって、気密性や断熱効果も強化されるため、電気代の節約や結露防止に効果が見られるというメリットもあります。


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防音工事で大切なポイント

  • 防音工事で特に考える必要がある大切なポイントは、
    ①希望の予算と部屋・建物とのバランス
    ②防音施設のタイプと目的について
    ③目的にかなう業者選びについて……の3点です。
    そして、きちんと将来を考えた長期的なイメージをすることが重要になってきます。

失敗しない業者の選び方

  • 満足のいく防音工事は、業者選びがすべてです。
    特に考えなければいけないのは、次の4項目です。
    <悪徳業者について>
    <タウンページで防音業者を探す>
    <住宅メーカーから紹介された防音業者に頼む>
    <お知り合いやご近所からの紹介>


サポート協会の質問集:Q&A


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